機密文書をオンラインのPDFツールに上げてよいか

「オンラインは危ない、安全なのはインストール型」——よく見る2択ですが、3つ目の選択肢があります。

「アップロードしないでください」と書いているのは、ツール側です

オンラインの PDF ツールや画像ツールを紹介する記事を読むと、 たいてい最後にこう書いてあります。

「機密情報・個人情報・社外秘の書類を含む PDF は、 オンライン型ツールへのアップロードを避けることを推奨します。 このような場合は、ローカル処理を行うインストール型ソフトの使用が推奨されます」

もっともな注意です。しかしこの書き方には、選択肢が2つしか出てきません。

会社の PC にソフトを入れられない、スマートフォンで急いで処理したい—— そういうとき、この2択では行き場がありません。

3つ目の選択肢があります

ブラウザの中だけで処理して、ファイルを一度もサーバへ送らない—— これが3つ目のやり方です。インストールは要らず、それでいてファイルは端末から出ません。

いまのブラウザは、PDF の読み書きも、画像の変換も、音声のデコードも、 それ自体でこなせます。サーバの出番は、 最初にページ(HTML と JavaScript)を配る一回だけです。

大手のサービスが危ない、という話ではありません

大手のオンラインツールは通信を暗号化し、数時間で自動削除すると説明しています。 その説明を疑う理由は、こちらにはありません。

問題は別のところにあります。利用者の側から、それを確かめる手立てがないことです。

信用するかどうかしか選べない、というのが本質です。 社外秘の資料について、それを判断するのは重い仕事です。

「送っていない」は、確かめられます

信用ではなく確認で済ませられるなら、そのほうが軽い。 手箱はご自分で確かめられるように作ってあります。

1. ブラウザの開発者ツールで見る

F12(または右クリック →「検証」)でネットワークのタブを開き、 ファイルを読み込んで処理してみてください。 ファイルを送る通信は1本も出ません。 出るのは最初のページと、広告の配信元への通信だけです。

2. 送りつけようとしてみる

そもそも受け取る口がありません。手元から次のコマンドを試せます。

curl -i -X POST --data-binary @ファイル.pdf https://tebako.ingste.net/pdf/

405 Method Not Allowed が返ります。 GET と HEAD 以外は受け付けず、本文の大きさも 1KB に制限してあります。 ファイルを受け取る場所を用意していないので、送りようがありません。

無料である理由

手箱は広告収入で運営しています。 ファイルを預かる必要がないので、サーバの費用がほとんどかかりません。 保管も、削除も、その管理も要らないからです。

利用者は安全に使え、運営はサーバ資源を最小限にできる。 ファイルを送らないことは、双方にとって都合がよいのです。

手箱のツールを見る(無料・アップロード不要)